ヒヤリ&ハッとする経験が増えているときは要注意「ハインリッヒの法則」
早坂亜希子です。
仕事もたくさんあるなかで、同時にタスクを行っていると、ヒヤリとすることやハッするような出来事があったりしませんか。
わたしも携帯チェックをしながら横断歩道を渡ろうとしたら車が近づいていることに気づかず一瞬ヒヤリとすることがありました。
この現象は、「気をつけて」のサインです。
ハインリッヒ法則
労働災害における経験則のひとつ。
1つの重大事故の背景には、「29の軽微な事故」があり、その背景には「300の異常」が存在するという法則。
交通事故では、
1件の死亡事故のような重大な事故の背景には、29件の軽傷事故があり、
その背景には、300件のヒヤリとした事例・ハッとした事例があります。
企業で起こる1件の重大なトラブルの背景には、29件の軽度のクレームがあり、
その背景には、300件の顧客の不満がります。
そして、その背景には、約3000の不満な顧客が口コミで伝える悪い情報があるといわれています。
普段の「まあいいか」をなくして、トラブルを未然に防ごう
仕事がうまくいっていないときは、「普段を見直すときだ」とメンターに教えていただきました。
「まあいいか」、「これぐらい大丈夫だろう」の積み重ねが大きなミスへつながっているようです。
結果には必ず原因があります。
仕事での大きな失敗があったときは、普段の仕事に対する姿勢や基準を見直すときです。
普段から、厳密さや明確さを徹底することで、事前に大きなミスを回避できる可能性があります。
人間関係でトラブルがあった場合は、身近な人や仕事仲間に対する関わりや態度を見直すときです。
「この人だから大丈夫だろう」といった、いい加減な関わりや態度の連続が招いた結果かもしれません。
所属している組織やチームのなかで、「まあいいか」「これぐらい大丈夫だろう」と見て見ぬふりをする人が増えると、その身近な人からの不満が積み重なり、組織全体の士気が下がります。
そして、組織全体の生産性やクオリティの低さに繋がり、最終的には軌道修正できないほどの大きな危機的な状況になりかねません。
目の前の仕事を、よりスピーディーに、そして丁寧にやること。
身近にいる存在に感謝して誠実に向き合うこと。
年末の忙しい時期だからこそ、「まあいいだろう」を極力なくし、実践していきます。
来年の飛躍のために時間を大切につかいましょう。
いつもありがとうございます。