楽しいデートから険悪な空気になったとき
早坂亜希子です。
付き合っている時、多くの人がこんな経験したはず。
久しぶりのデートやお泊まりデート。
会った瞬間に笑顔でハグして、くっついて、こんなシェアをしたい、など一緒に過ごすことが楽しみで、期待度が増しているときほど、ちょっとしたことで喧嘩して気まずい雰囲気に。
お互いに友達以上の不自然な距離を確保し、携帯チェックしては気を紛らわせていて、どちらも折れる気配はなし。
沈黙と、たまに繰り広げるドライな会話を繰り返し、重たい空気の中で過ごす時間は、期待していた分、悲しくなってくる。
こんな気分になりたいわけじゃないし、さっさと仲直りしたいのに、折れたくないし切り出し方がわからない。
「折れたくない」は勝ち負け、「幸せ」の反対は「正しさ」
恋人にマウントをとる必要はないし、勝負する意味もない。
さっさと仲良くなって楽しい時間を過ごしたほうが幸せだということはわかっている。
自分が謝れば円満に済むこと。
もしくは自分が許せば円満に済むこと。
でも、なぜか折れたくない。
相手が謝るまで。
もしくは自分が納得するまで。
こんな気持ちになる時は、勝ち負けロジックになっている。
何となく負けを認めているようで嫌だ、という気分。
こんなはずじゃないのに、なんでこんな展開になるのよ、という気分。
総じて、こころがモヤモヤしているときは、自分はこうあるべき、恋人はこうあるべきという理想や正しさと現実を比較してる時。
自分が正しい、自分は悪くない、を貫きたい。
自分は謝ったり折れるキャラではない。
自分の「こうあるべき」という「正しさ」を握りしめているから、あるべき姿を崩すことに抵抗を感じている。
そうやって自分の正しさを握りしめていると、最初は思い通りになるかもしれないけど、相手はコントロールされていることに疲れてくる。
そして、最悪な場合、大事な人が離れる。
そしてさらに自分を責める。
正しさを握りしめると、仲直りするどころか恋人との幸せからは遠ざかる。
謝ることも大事だし、許すことも大事だけど、どう切り出していいかわからないカップル必見。
素敵な言葉「そろそろ仲直りしませんか」
わたしが尊敬する素敵カップルのエピソード。
デート中に喧嘩して気まずい雰囲気の中、彼氏が彼女に対して切り出した言葉。
シンプルなんだけど、折れるとか折れないとか勝ち負けではなくて、一緒に行動しようよという提案ベースがなんか心地よい。
彼女は、「うん、ごめんね。」と謝ったそうで、謝りやすい状況をつくる彼氏の器が大きい。
恋愛も仕事同様、毎回コミットし続けることが大事。
本当はどうしたいのか?という願望にフォーカスしていれば、正しさとかキャラとかどうでも良くて何でもやるし何にでもなる感覚。
ということで私たちカップルも採用。
こんなやりとりができる関係に育んでいることも幸せ。
素敵な言葉をありがとう。