豊かな国にいるのに、幸福度が低い理由とは?
早坂亜希子です。
2018年3月14日、国連が156カ国を対象に行った幸福度調査「世界幸福度ランキング2018」が発表されました。
このランキングは「所得」「健康と寿命」「社会支援」「自由」「信頼」「寛容さ」などの要素を基準にランク付けされたもので、世界各国で1,000人に調査しています。2017年は日本は51位でしたが、今年は54位でした。
世界幸福度ランキング2018の第10位までは下記のとおりです。
第1位 フィンランド
第2位 ノルウェー
第3位 デンマーク
第4位 アイスランド
第5位 スイス
第6位 オランダ
第7位 カナダ
第8位 ニュージーランド
第9位 スウェーデン
第10位 オーストラリア
参照元:国連「世界幸福度報告書」(英語・PDF)https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2018/WHR_web.pdf
世界的に見ても、日本は先進国で豊かだし犯罪が少ない安全な国なのに、なぜ日本人が感じる幸福度は低いのでしょうか?
世の中にはテレビや雑誌、SNSなど多くのメディアを通じて情報を得ることができます。
知識は願望になります。
情報を得て世界を広げることは大事です。
しかし、いろんな「幸せのカタチ」を「こうでなければならない」という観念に縛られて、自分自身を不自由にしていることもあるかもしれません。
「幸せ」の定義って??
幸せとは?健康とは?自由とは? これらの定義ってむずかしいですよね。
その人が幸せと感じたら幸せだし、不幸だと感じたら不幸なので、その人次第になります。
心理学者のアドラーは、「人が幸せを感じる基準」を3つのポイントで上げています。
1.自己受容
自分が自分を認めて、好きであること
(信頼できる人がいて、誰かのお役に立っているけど、自分のことが嫌い、では幸せを感じません)
2.他者信頼
周りに信頼できる人がいること
(自分のことが好きで、貢献もしているけど、自分以外の人のことを信頼できない、では幸せを感じません)
3.貢献感
自分が何かのお役に立っていると感じること
(自分が好きで、周りが好きでも、誰の役にも立っていなくて居場所がない、では幸せを感じません)
常識や世間体が決めた幸せよりも、自分にとっての幸せとは何か?をしっかりもつことが大事なのかもしれません。
いつもありがとうございます。