現代日本で注目されている「スメルハラスメント」
早坂亜希子です。
近年、話題になっているニオイ問題で、スメルハラスメント、略して「スメハラ」という言葉があります。
匂いについては個人のデリケートな問題なので、職場での対策がむずかしいですが、最近では職場のスメルマネジメントとして研修を行う会社やデオドラントセミナーを開催している企業もあるそうです。
社内で快適に仕事がしやすい環境を整えていくことも大事ですし、
社外としても、営業職や接客業など、顧客に接する機会が多い場合は、ニオイが営業成績や企業イメージにマイナスの影響を及ぼす可能性もないとはいえません。
ニオイに敏感な日本人、暑さ対策と同時に、良好な人間関係を築くためにもエチケットとしてニオイ対策も大事ですね。
株式会社ライトワークス,「体臭対策はこれで完璧 11種類の体臭別に徹底解説【セルフチェックつき】」,〈https://lightworks-blog.com/smell-management-measures〉,(2018年8月8日閲覧).
ニオイは何年もその人の印象をつくる
街を歩いていると、昔つきあっていた彼氏がつけていた香水を嗅いだとき、その彼氏の記憶が鮮明に思い出されて切ないきもちやキュンとしたりする経験はありますか?
香りで記憶がフラッシュバックする事は、わたしたちの日常においてもよくある出来事だと思います。
なぜかというと、実は嗅覚と脳のつながり方に関係しています。
嗅覚は、感情や本能を支配する大脳辺縁系に直接届いたあと、五感を認識する大脳皮質へ向かいます。
反対に、視覚や聴覚などの情報は大脳皮質を経て大脳辺縁系に向かいます。
香りを嗅ぐ事により、そのときの記憶や感情が蘇る事を「プルースト効果」と呼びます。
(この呼び名は、フランスの作家マルセル・プルースが半生をかけて執筆した大作『失われた時を求めて』からきています。作中、語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに幼少期の家族の思い出が蘇る描写から、香りによって記憶などが蘇る事を「プルースト効果」と呼ぶようになったようです。)
参考:恵学社「脳は「匂い」に逆らえない。匂いで記憶をコントロールする方法。」,〈https://studyhacker.net/columns/aroma-brain〉,(2018年8月8日閲覧)
つまり、香りは本能的な行動や感情に直接作用する、と言えます。
大好きな香りで気分を上げて運気アップ
動物的な本能を呼びさますのに大事な感覚、嗅覚。ニオイはそれほど相手に与える影響も大きいものです。
いい香りは「清潔感」や「女性らしさ」を印象づけますね。
ニオイから恋がはじまることもあるってことです。
そしてニオイエチケットは、周りの人への配慮はもちろん、自分がご機嫌になるためのツールにもなるので、運気アップには大切だと考えています。
(ただ、ニオイのきつい制汗剤や香水などをつかいすぎると、その香りで周りに影響があることもあります。化学物質に弱い体質の方もいるので注意することが必要です。)
猛暑を超えて酷暑が連日続いたと思ったら、台風直撃でジメジメしているいま。つい気分も下がり気味になりますが、わたしはそんなときこそ大好きな香りで気持ちをワクワクさせています。
1.アロマ
アロマは10種類ほどあるので、自宅はもちろん、イベントを開催するときも活用しています。
数々のホテルランキングでも上位にランクインするほど、“おもてなし”が高く評価されている
リーガロイヤルホテル東京では、お客さまにホテルに来たときからリラックスしていただきたいと考えてアロマディフューザーを利用した、天然アロマオイルの香りの演出をしているそうです。
2.柔軟剤
なんと柔軟剤が好きすぎて5種類常備していて、その日の気分に合わせてつかっているんです(笑)。
スイスの調香師が手掛けたボタニカル柔軟剤が大好きでハマっています。
お布団も肌掛けも洋服も下着も好きな香りに包まれてるときのしあわせな気分がたまりません。
ニオイ対策をするのはもちろん、ニオイから恋がはじまったら楽しいですね。
ますますわたしたちが幸せになりますように。
いつもありがとうございます。